昨今では、全館空調が話題に上る事が多いですが、東北のように冬期が-10℃になるような地域の場合、当社では、体感温度が高い放射暖房をお勧めしています。 どのような違いがあるのか解説していきたいと思います。 体感温度の指標として、国際基準のISO7730「適度な温熱環境 PMVとPPD指標の決定と熱的快適の条件」というものがあります。 適度な温熱環境 PMVとPPD指標の決定については、ちょっと難し…
佐藤工夢店さんのリノベーション内覧会。コロナ対策しながら行いました。 昭和26年に建てられた祖父さんが建てたお家を新築住宅の性能を大幅に超えるUA値0.19まで高める改修を行った建物です。 断熱改修は技術的に難しい部分もありますが、日本の空き家問題(ストック住宅)を解決するには重要な技術です。また、費用の面でも使える材料を廃棄せず再利用する事で、既存住宅の状況やお客様の希望にもよりますが、新築と比較して20%~50%削減できる可能性(当…
HEAT20設計ガイドブック発刊記念セミナーを聴講させて頂きました。 HEAT20 の初めて成り立ちからのお話を聞けて良かったです。 坂本先生から「CO2を減らすという目的の人は一部で暖かな家をゲットするためという人が多い事を忘れないようにしたい」というコメントも良かったですし、鈴木先生から「G1~3の外皮目標はゼロエネハウスの最終シナリオに導くための手段の一つ」との説明で納得が行きました。G1間欠暖房=G2全館暖房、G2間欠暖房=G3…
「HEAT20設計ガイドブック2021」が手元に届きました。 去年末?に発表された「G3」にも興味がありましたが、「新しい地域補正式」・「気密性能水準の提案」・「室内の温熱環境性能の改善効果」などが解説され、平均放射温度や気流の考え方について非常に参考になります。また、付加断熱した際の組み合わせで、透湿抵抗の高い材料と透湿性の有る材質の組み合わせで、壁内(屋根・天井)結露が起こるかなどの知識も重要です。 是非読んで見て下さい。
須賀川の現場。 気密測定 一回目0.3㎠/㎡。 電気屋さんのスイッチなどの気密断熱処理が不完全だったので直して再測定。 2回目0.1㎠/㎡。かなり良くなりました。 Ua値0.31 Q値1.07
建築物省エネ法 説明義務制度導入 直前対策講座 その6 各熱源の光熱費比較とまとめ 計算と現場施工を一致させる方法 省エネルギーな住宅と説明されて、計算もしたのに実際住んでみたら夏暑くて冬寒く、光熱費が高かったなんて事になったら大変ですよね? でもそれは、今でも非常に多い事例です。 省エネ計算に基づき、設計された住宅でも現場の施工や確認のちょっとした見落としで起こってしまうので、そんな残念な住宅にならないための方法です。 実績のある専門…
建築物省エネ法 説明義務制度導入 直前対策講座 その5 暖房・冷房・換気などの選定、再生可能エネとの連携も!! 体感温度を上げる暖房方法とは? https://www.youtube.com/watch?v=m2TSLObkuQM #一次エネルギー計算 #北…
建築物省エネ法 説明義務制度導入 直前対策講座 その4 住宅性能と暖冷房負荷と蓄熱量の関係 断熱・気密は確認できる!! https://www.youtube.com/watch?v=MBvrVVj65JU #一次エネルギー計算 #北方型住宅 …
建築物省エネ法 説明義務制度導入 直前対策講座 その3 一次エネルギー消費量(GJ)をお金(円)に変換やり方の解説 省エネ住宅と一口に言っても様々なものがあり、どこまで断熱・気密をやったら良いかわかりにくいのが実情です。そこで、一次エネルギー消費量(GJ)で計算した結果をお金(円)に変換する方法を解説します。 概要は一次エネルギー消費量(GJ)を2次エネルギー(電気のWや灯油のℓ)に変換して現在の灯油1ℓ当たりの価格を掛けてあげれば良い…
3/16に行われた石油連盟さんの暖房ウェビナーを6分割にしてYouTubeにアップされています。 第一回は建築物省エネ法 説明義務制度の概要と対策です。 自社で計算するか、計算委託して説明するかなど、素朴な疑問にも触れています。 プロの建築士さん向けの内容になっていますが、一般の建て主さんが見てもわかるように解説しているつもりです。 是非ご覧ください。 建築物省エネ法 説明義務制度導入 直前対策講座 その1 建築物省エネ法説明義務制度…