秋田県大仙市の「もるくす建築社」さんが建築中の佐戸の家に打ち合わせで訪問しました。
こちらの住宅の住宅性能の計算と換気風量の計算を担当させて頂いています。
暖房負荷が極めて小さいパッシブハウスクラスの仕様をめざし、断熱や開口部の選定を逆算する手法をとっています。
壁は420㎜断熱(ウッドファイバー)と先張りの気密シート+防湿シート
南側大開口部から日射取得を得るため、サッシは日射取得型のトリプルガラス+木製サッシを予定
大開口部からの日射取得をコンクリートブロックの蓄熱壁(後から石を貼る)で蓄熱し、省エネと温熱環境の最適化を図ります。
北側に高窓を設け、採光と排熱の機能を両立させています。
また設備面では、太陽光発電を売電目的ではなく、自家消費する事を前提にしている事や、太陽集熱器+温水タンクの設置による暖房・給湯負荷の軽減も図っています。
高性能住宅に必要な要素をしっかりと押さえた素晴らしい設計になっています。
設計段階からずっと関わらせて頂いていたので、形になって来たのを拝見して
完成がますます待ち遠しいです。