PHJの森代表から送ってもらったファイルで基礎断熱のシミュレーションの練習。
日本では基礎断熱の土間面は断熱抜きでもUA値に影響しない事になってしまいましたが、シミュレーションしてみると土間面から熱が流出しています。想像通りですね。評価対象でも土間面の断熱は省略しないほうがいいですね。
私の地元でよく聞くのが、基礎断熱にすると、土台が腐るとか床下がカビが生えるという事が多いです。いずれも温度と湿度が関係していると思いますが、断熱の入れ方や施工方法・基礎の乾かし方等、基礎断熱の正しい施工方法が伝わっていない事もあるように思います。近い将来のもっとUA値の基準が高くなった場合、今ある住宅はほぼ断熱改修予備軍になってしまう事が懸念されます。再施工が難しい基礎土間は最優先かもしれません。
今回のシミュレーションは基礎断熱はXPS熱伝導率0.035W/mKで50㎜とさせて頂いた場合、 コンクリート底盤下 に敷く場合、砕石等の慣 らしが必要ですが、30㎜程度の場合、上を歩くと不注意で割れてしまう事もありました。50㎜だと簡単には割れませんよね?基礎土間中央部に断熱ありの場合の直下の土の温度は11℃程度、無しの場合は15℃になり、4℃の温度差が出ます。24時間30日と面積を掛ければ必要な暖房負荷がでます(厳寒期の単月)それに使用する熱源の単価を掛ければいいのですが・・エネルギーの値段も上がってきているので、基礎面積20坪で土間中央部が37.5㎡の時、外が0℃一定の場合は1ヶ月で108kWh損失があるので、熱源にもよりますが、厳寒期が外気温度0℃になる地域旧1~3地区はQ1.7~1.5+全室24時間暖房+基礎断熱が条件の場合、全面敷き込みしても10年~15年で元が取れそうです。地下水位が高い私の住んでいる地域は雨の影響もあるので場所にもよりますので参考程度にしてください。
https://www.facebook.com/naoki.yokoyama.3152/posts/1515370755394195
西方設計の西方先生のブログに転載して頂いたようです。
https://nisi93.exblog.jp/22635854/