Dotプロジェクト主催講演会、Dotプロジェクト事務局長の長土居さんと東京大学前准教授からご講演でした。私も受付等で参加していましたが、約60名と沢山のご参加ありがとうございました。
長土居さんからはDotプロジェクトの発足とこれから。
長土居さんが自宅を建築し、スイスを中心としたヨーロッパとの交流で思い立ち、第三者の立場で住宅のエネルギーや性能を評価・認定を行ってきました。
現在は省エネ住宅ブームとも呼べる状況ですが、実際は対策が不十分な家が多く、赤外線カメラで撮影すると窓や柱から熱が漏れている様子がよく解かります。
今、日本の省エネ基準ギリギリで家を建てる事は、思っているより、光熱費がかかり、足が冷たいなど体感温度が低い住宅になる可能性があるので、Dotプロジェクトでは、Dot基準であるQ値1.0以下の住宅で「素足で暮らせる家」をこれからも推進して行きたいとお話して頂きました。
東京大学前准教授からは「家の周りでもっとできること」と題してお話を頂きました。
前先生が各所を調査した際にお客様を優先するあまり、太陽光発電の発電量や効率を追いすぎて、北側の土地に全く日射が当たらなってしまった事例などのお話がありました。
住宅の性能競争が激化する中で、数値競争するだけでなく、ユーザーが求める安心で快適に暮らせる環境を叶える「スーパー工務店」が地域にとって当たり前になって欲しいという前先生の気持ちが非常に良く伝わってきました。
新体制になりますが、これからも素足で暮らせる住宅普及のため、ご尽力宜しくお願いします。