佐藤工夢店さんのリノベーション内覧会。コロナ対策しながら行いました。
昭和26年に建てられた祖父さんが建てたお家を新築住宅の性能を大幅に超えるUA値0.19まで高める改修を行った建物です。
断熱改修は技術的に難しい部分もありますが、日本の空き家問題(ストック住宅)を解決するには重要な技術です。また、費用の面でも使える材料を廃棄せず再利用する事で、既存住宅の状況やお客様の希望にもよりますが、新築と比較して20%~50%削減できる可能性(当社実績による)があります。
断熱改修にあたり、ヨーロッパ視察で学んだ柱の外側に梯子の断熱構造にする手法を取り入れています。
しっかりと断熱気密を行った結果、工事中でも外が-17℃の時に無暖房でも日射取得だけで室内温度が12℃になり、日射取得の出来る高性能な開口部と断熱気密の効果がとても良く確認出来ていました。
換気は今年の4月に発売になった熱交換換気システムLWZ280を日本では初めて取り付けを行いました。
暖房・冷房は除湿型放射冷暖房 PS HR-Cを採用。熱源は三菱のエコヌクールピコ40を1台で賄います。
来場者からは、「古い柱に味があって羨ましい」「古いのが逆に新しい」「なんだかすごく落ち着く」「ココに住みたい」と高評価でした。著名なガーデナーの方が手掛けたお庭も素敵でした。
断熱施工マニュアル:住まい環境プランニング
設備設計・施工・エネルギーアドバイス イーシステム株式会社