2015.6.16に釜石高等職業訓練校にて、2020年省エネ法義務化対応「断熱・気密 施工技術講習会」が行われました。
主催 岩手県建築士会釜石支部・東北電力㈱釜石営業所
後援 岩手県沿岸広域振興局土木部
参加人数は60名と釜石では非常に沢山の方のご参加で大盛況でした。
当社は、サポーターとしてお手伝いをさせて頂き、無事終了してほっとしているところです。
関係者の皆様お疲れ様でした。
講師の住まい環境プランニングの古川氏からは、座学では断熱気密の納まりから、真壁の施工方法 多層壁の湿度分布の計算で内部結露の危険性が高まるパターンがある等の貴重な情報もお話して頂きました。
出展 井上書院 「最新建築環境工学」 改訂4版 7湿気・結露 より
実際の断熱施工では、グラスウール300㎜断熱やウレタンボード2層張り+グラスウール100㎜の施工方法やサッシの取り付け、透湿防風シートと調湿気密シートについても、説明を頂きました。
研修を受けられた方のほとんどは、この分厚い壁に驚いていました(主催者側からこれがQ値1.0以下(UA値なら0.3以下)を目指すための躯体という説明が無かったので・・)が、創エネに予算を掛ける前に、エネルギーを削減する事から始めましょうというメッセージが一人でも多くの人に届く事を願っています。
断熱施工の躯体モデルはDotプロジェクトのもるくす建築社さんが秋田から持って来て頂いております。今回も御手伝い頂きましてありがとうございます。
沿岸での取り組みは宮古市に続いて2回目ですが、次回、実際の建物での実地研修等の予定もありますので、またご案内したいと思います。
これからも省エネな建物について、どんどん情報提供して行きたいと思っています。